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適格請求書(インボイス)は、決められた事項を書き、売手の登録番号を載せて交付する書類です [11]。この記事では、国税庁の情報をもとに記載項目を整理します。そのうえで、記載に対応できる請求書ソフト4つについて、料金や機能を各社の公式ページで確認した内容として比べます。
要点(3行)
- 1人で使う人なら、Misoca。個人事業主・小規模法人向けのプラン15があり、月10通までなら無料プランも選べます [5]
- 2〜10人の会社なら、マネーフォワード クラウド請求書。利用者が3名以下ならスモールビジネスプラン、4名以上ならビジネスプランが用意されています [6]
- 無料で始めたい人なら、freee請求書。無料プランは初期費用が無料で、個別発行の送信料金もかかりません [7]
ひと目で比較
Misoca
プラン15 税込9,680円/年
無料枠 無料プランは請求書月10通まで。有償プランは初年度無償キャンペーンあり
向いている人請求書が月15通までの個人事業主や小規模法人
- 適格請求書の発行と保存に対応
- 適格請求書の発行と保存に対応し、電子帳簿保存法の要件で保存できます
- 弥生の会計ソフト、freee、MFクラウド会計・確定申告
マネーフォワード クラウド請求書
ひとり法人プラン 税込2,728円/月
無料枠 1か月の無料トライアル
向いている人利用人数に合わせて1名・3名・4名以上のプランから選びたい人
- 登録番号を自動で表示
- 登録番号を自動で表示し、CSVから帳票をまとめて作成できます
- 会計ソフト連携、API、CSV一括作成
freee請求書
スタンダード 基本料金 税込2,178円/月
無料枠 無料プランあり。初期費用は無料
向いている人手持ちの請求書レイアウトを保ったまま電子化したい人、無料で請求書を発行したい人
- 手持ちの請求書レイアウトを再現して送付できる
- CSVやPDFをアップロードして、今の請求書に近い形で送付できます
- 基幹・販売管理システム(CSV・PDF)、会計システム
楽楽明細
料金は公式ページで確認
無料枠 無料で試せるトライアル環境あり
向いている人販売管理システムはそのままに、請求書の発行と送付を自動化したい経理担当者
- 郵送代行・メール・WEB受取・FAXなど複数の送付方法
- 請求書の送付方法を、WEB受取、メール添付、郵送代行、FAXから選べます
- 販売管理・基幹システム(CSV連携・API連携)
税込。公式の税抜表示は×1.1で換算(料金は 2026-10-15 時点)。順位ではありません(並びは比較表と同じ)。
選び方
結論
1人で使う人
Misoca個人事業主・小規模法人向けのプラン15があり、月10通までなら無料プランも選べます [5]
2〜10人の会社
マネーフォワード クラウド請求書利用者が3名以下ならスモールビジネスプラン、4名以上ならビジネスプランが用意されています [6]
無料で始めたい人
freee請求書無料プランは初期費用が無料で、個別発行の送信料金もかかりません [7]
選定基準(選び方の軸3つ)
- 料金の形: 年額で払うもの、月額に人数が連動するもの、発行件数に応じて変わるものがあります。どのサービスも公式の表示は税抜です。この記事では税込に直して載せています [5][6][7][8]。
- 記載項目への対応: 登録番号や税率ごとの消費税額など、必要な事項を入力しやすいかを見ます。登録番号を自動で表示するもの [2]、適格請求書の発行に対応するもの [1]、CSVに必要項目を含めて作るもの [4] があります。
- 発行量と連携: 請求書の月間枚数、利用人数、手持ちの販売管理システムや会計ソフトとの連携の有無で選びます [1][3][4][6]。
順位や点数はつけず、上の軸に照らして状況別に整理しています。報酬や提携の有無で順番を決めていません。試用による評価ではなく、公式情報の整理です。
比較表
料金の比較グラフ
機能の対応表
| サービス | 料金の掲載 | 無料お試し | 主な連携先 | サポート |
|---|---|---|---|---|
| Misoca | あり | あり | あり | あり |
| マネーフォワード クラウド請求書 | あり | あり | あり | あり |
| freee請求書 | あり | あり | あり | あり |
| 楽楽明細 | あり | あり | あり | あり |
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-15 時点
| サービス | 税込料金 | 無料枠 | 対象規模 | 主な連携先 | サポート | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Misoca | プラン15 税抜8,800円/年(税込9,680円)、プラン100 税抜33,500円/年(税込36,850円)[5] | 無料プランは請求書月10通まで。有償プランは初年度無償キャンペーンあり [5] | 個人事業主・小規模法人(プラン15)、小規模法人(プラン100)[5] | 弥生の会計ソフト、freee、MFクラウド会計・確定申告 [1] | 有償プランは電話・メール・チャット、無料プランはWebFAQ [1] | 適格請求書の発行と保存に対応 [1] | 無料プランは請求書の作成が月10通まで。キャンペーンの対象外 [5] |
| マネーフォワード クラウド請求書 | ひとり法人プラン 税抜2,480円/月(税込2,728円)、スモールビジネスプラン 税抜4,480円/月(税込4,928円)。ともに年払い [6] | 1か月の無料トライアル [6] | ひとり法人(1名)、小規模(3名まで)、ビジネス(4名以上)[6] | 会計ソフト連携、API、CSV一括作成 [2] | メール・チャット [6] | 登録番号を自動で表示 [2] | ひとり法人プランは登録ユーザーが1名の場合に限る。2027年6月に料金体系の一部改定予定 [6] |
| freee請求書 | スタンダード 基本料金 税抜1,980円/月(税込2,178円)、年払い。送信料金は別 [7] | 無料プランあり。初期費用は無料 [7] | 無料プランはユーザー1〜3人まで。スタンダード・アドバンスは年600件まで [3][7] | 基幹・販売管理システム(CSV・PDF)、会計システム [3] | 電話・チャット・メール。プランにより異なる [3] | 手持ちの請求書レイアウトを再現して送付できる [3] | 無料プランの定期請求は1件まで。入金消込はアドバンスプランで利用 [3][7] |
| 楽楽明細 | 初期費用 税抜100,000円(税込110,000円)、月額 税抜25,000円~(税込27,500円)[8] | 無料で試せるトライアル環境あり [8] | 公式ページで確認 | 販売管理・基幹システム(CSV連携・API連携)[4] | WEB・電話・メール [4] | 郵送代行・メール・WEB受取・FAXなど複数の送付方法 [4] | 月額は発行件数とオプションで変わる。デザインのカスタマイズは別途費用 [8] |
各サービスの公式情報
Misoca
プラン15 税抜8,800円/年(税込9,680円)
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-15 時点
- 向いている人
- 請求書が月15通までの個人事業主や小規模法人 [5]
- 向かない人
- 無料プランのまま初年度無償キャンペーンを使いたい人。無料プランの方は対象外です [5]
- 長所
- 適格請求書の発行と保存に対応し、電子帳簿保存法の要件で保存できます [1]
- 短所
- 無料プランは月10通まで。有償プランも上限を超える分は1通ごとに別料金です [5]
- 料金
- プラン15 税抜8,800円/年(税込9,680円)[5]
Misocaの料金はいくら?
プラン15 税抜8,800円/年(税込9,680円)[5]。
見積書から請求書、請求書から領収書への変換ができ、転記ミスや記載漏れを減らせます [1]。キャンペーンは2027年3月31日までの申込分が対象で、口座振替かクレジットカードの登録が条件です [5]。郵送代行は税抜210円/通(税込231円)で、有償プランで使えます [5]。
マネーフォワード クラウド請求書
ビジネスプラン 税抜6,480円/月(税込7,128円)、年払い
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-15 時点
- 向いている人
- 利用人数に合わせて1名・3名・4名以上のプランから選びたい人 [6]
- 向かない人
- 複数人で使うのにひとり法人プランを選ぶ人。このプランは登録ユーザーが1名の場合に限ります [6]
- 長所
- 登録番号を自動で表示し、CSVから帳票をまとめて作成できます [2]
- 短所
- 法人向けは2027年6月、個人向けは2026年12月に、料金体系の一部改定が予定されています [2][6]
- 料金
- ビジネスプラン 税抜6,480円/月(税込7,128円)、年払い [6]
マネーフォワード クラウド請求書の料金はいくら?
ビジネスプラン 税抜6,480円/月(税込7,128円)、年払い [6]。
見積書・納品書・請求書・領収書を作成でき、毎月の自動作成にも対応します [6]。クレジットカードの登録なしで1か月のトライアルを試せます [2]。個人向けの料金では、取引先3件までは無料で使えます [2]。
freee請求書
スタンダード 基本料金 税抜1,980円/月(税込2,178円)、年払い
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-15 時点
- 向いている人
- 手持ちの請求書レイアウトを保ったまま電子化したい人、無料で請求書を発行したい人 [3][7]
- 向かない人
- 入金消込や仕訳作成の自動化を求める人。これらはアドバンスプランの機能です [3]
- 長所
- CSVやPDFをアップロードして、今の請求書に近い形で送付できます [3]
- 短所
- 申し込みから利用開始まで最短1か月程度かかります [3]
- 料金
- スタンダード 基本料金 税抜1,980円/月(税込2,178円)、年払い [7]
freee請求書の料金はいくら?
スタンダード 基本料金 税抜1,980円/月(税込2,178円)、年払い [7]。
スタンダードの送信料金は税抜4,750円/月~(税込5,225円)で、基本料金とは別にかかります [7]。無料プランは請求書・見積書・納品書・発注書・領収書の個別発行ができます [7]。
楽楽明細
初期費用 税抜100,000円(税込110,000円)、月額 税抜25,000円~(税込27,500円)
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-15 時点
- 向いている人
- 販売管理システムはそのままに、請求書の発行と送付を自動化したい経理担当者 [4]
- 向かない人
- 料金を公式サイトだけで確かめたい人。詳しい料金表は請求して受け取ります [8]
- 長所
- 請求書の送付方法を、WEB受取、メール添付、郵送代行、FAXから選べます [4]
- 短所
- 初期費用がかかり、デザインのカスタマイズは別費用です [8]
- 料金
- 初期費用 税抜100,000円(税込110,000円)、月額 税抜25,000円~(税込27,500円)[8]
楽楽明細の料金はいくら?
初期費用 税抜100,000円(税込110,000円)、月額 税抜25,000円~(税込27,500円)[8]。
インボイス制度に対応した帳票の設定ができます。帳票作成機能では、必要なインボイス項目をCSVに含めて作ります [4]。入金消込は債権管理Liteオプションで扱えます [4]。
用語の定義
くわしく読む
適格請求書とは?
適格請求書とは、売手が買手に対して、正確な適用税率や消費税額等を伝える書類やデータです [11]
登録番号とは?
登録番号とは、インボイス発行事業者の登録後に税務署から通知される番号です [11]
仕入税額控除とは?
仕入税額控除とは、売上げ時に受け取った消費税額から、仕入れ等の際に支払った消費税額を差し引く計算のことです [11]
関係する制度
くわしく読む
インボイス制度は令和5年(2023年)10月1日に始まりました [11]。インボイスがない仕入れや経費は、原則として仕入税額控除ができません [11]。売手がインボイスを交付するには、事前に登録を受ける必要があります。交付したインボイスの写しは保存しなければなりません [11]。
請求書の書き方では、次の6つの事項を載せます。書類の作成者の氏名または名称と登録番号、取引年月日、取引内容(軽減税率の対象品目ならその旨)、税率ごとに合計した対価の額と適用税率、税率ごとの消費税額等、書類を受け取る事業者の氏名または名称です [9]。対価の額は税込でも税抜でもかまいません [9]。請求書に限らず、所定の事項があれば領収書や納品書もインボイスになります [11]。
小売業、飲食店業、タクシー業などでは、記載事項の一部を省いた簡易インボイスを交付できます。宛先は省略でき、税率と税額はどちらか一方の記載で足ります [11]。
受け取った側は、書類を一定の期間保存します。保存期間は、課税期間の末日の翌日から2か月を経過した日から7年間です [9]。取引先の登録番号は、国税庁の公表サイトで13桁の数字(Tを除く)を入力して検索できます。一度に検索できるのは10件までです [10]。
簡易課税制度や2割特例などを使う場合は、消費税の納付税額の計算で、受け取ったインボイスの保存は要りません [11]。令和13年(2031年)9月末までは、インボイスがなくても仕入税額相当額の一定割合を控除できる経過措置があります [11]。インボイス対応のITツールには、デジタル化・AI導入補助金のインボイス枠があります。補助率や上限額は、公式ページで最新の情報を確認してください [11]。
費用の目安(計算例)
費用の計算例
計算式と前提を見る
- 1人・マネーフォワード クラウド請求書のひとり法人プラン(年払い)を1年使う場合: 計算式: 税込2,728円/月 × 12か月 = 税込32,736円(2026-10-15時点の料金から計算)[6]
- 利用者3名・マネーフォワード クラウド請求書のスモールビジネスプラン(年払い)を1年使う場合: 計算式: 税込4,928円/月 × 12か月 = 税込59,136円(2026-10-15時点の料金から計算)[6]
- freee請求書のスタンダードの基本料金(年払い、送信料金は含まない)を1年使う場合: 計算式: 税込2,178円/月 × 12か月 = 税込26,136円(2026-10-15時点の料金から計算)[7]
- 楽楽明細を初期費用つきで1年使う場合(月額は最低額): 計算式: 税込110,000円 + 税込27,500円/月 × 12か月 = 税込440,000円(2026-10-15時点の料金から計算)[8]
計算に使った料金は上の比較表の値です。実際の請求額はオプション・契約形態で変わることがあります。
よくある質問
Q. 適格請求書には何を書けばよいですか?
請求書の場合は、作成者の氏名または名称と登録番号、取引年月日、取引内容、税率ごとの対価の額と適用税率、税率ごとの消費税額等、受け取る事業者の氏名または名称の6つです [9]。国税庁はチェックシートも公開しています [11]。
Q. 請求書ソフトを使えば、登録番号は自動で入りますか?
サービスによって異なります。マネーフォワード クラウド請求書は登録番号を自動で表示すると案内しています [2]。ただし、インボイスを交付するための登録は、事前に自分で受ける必要があります [11]。ほかのサービスの入力方法は、公式ページで最新の情報を確認してください。
Q. 取引先の登録番号が正しいかは、どう調べますか?
国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトで、13桁の数字(Tを除く)を入力して検索します。一度に10件まで調べられます [10]。検索しても番号が存在しない場合は、入力内容を確かめてください [10]。
Q. 請求書はどのくらいの期間、保存しますか?
課税期間の末日の翌日から2か月を経過した日から7年間です [9]。6年目と7年目は、帳簿か請求書等のどちらか一方を保存すればよいとされています [9]。
Q. 小売や飲食店の請求書でも、全項目が必要ですか?
小売業、飲食店業、タクシー業などは、簡易インボイスを交付できます。宛先を省略でき、税率と税額はどちらか一方で足ります [11]。